銀座のおもちゃの館で三遊亭小遊三独演会 博品館 6月10日(月)

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銀座の博品館、と言っても地下鉄で行くと最寄りの駅は新橋でした。このビルの8階に劇場ホールがあるのです。でも考えてみたら以前もここで行われた、柳家喜多八師匠の独演会に来た事がありました。定期的な落語会をやっているようです。

外から見るとこのビルはメルヘンの世界。目立つから道に迷う事はないが、何だか場違いなところへ来た気分です。でもエレベータの入口の上にチラシが貼ってあったので間違いなくここです。やはり小遊三師匠の人気はなかなかです。

開演10分前で会場はほぼ埋め尽くされていました。座った場所はちょうど中間の列で、前の人の頭も邪魔にならないまずまずの位置です。

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入った時刻が10分前だったのですぐに開演。開口一番は前座の三遊亭小曲さん。小遊三師匠のお弟子さんです。生まれが秋田県の大曲市ということで、落語家には珍しい出身地です。前座でまだ曲がり方が少ないから小曲になったのかな。。。でも7月に二つ目に昇進して、遊里と名乗るそうです。

今日の演目は『平林』。ひらばやし⇨たいらばやし⇨ひらりん⇨いちはちとうのもーくもく⇨ひとつとやっつでとっきっき⇨ひらばやし。と一回りする噺でした。聴いていると何となく幸せな気分になってきます。

続いて三遊亭小遊三師匠です。今日は自分の独演会、という訳かどうかわからないがマクラが長い。弟子の小曲さんが二つ目に昇進する話から、自分の前座修業時代や今日のゲストの昔昔亭桃太郎師匠が4年先輩だったことなどなど。先代桂文楽、黒門町の師匠の話も出てきました。

そしてマクラが長くなってしまったので短い話と始めたのが『長命』。あとで帰る時に張り出してあった演目表に『長命』と書いてあったのだが、あれっこれ、『短命』だったんじゃないかなと、素朴な疑問。後で調べたら、どっちもありだったんです。

長命と短命とはエラい違いなのだが、どっちでもいいというのはいかにも落語っぽいですね。小遊三師匠もいつもの調子で軽〜く楽しく聴かせてくれました。

次がゲストの昔昔亭桃太郎師匠です。でも何だか滑舌が重い。最近病を患ったのかな、そんなことを言ってたような言わなかったような。

駄洒落の小咄をいくつか出して、入った噺は『結婚相談所』。いままであまり高座を見る事は少なかったんですが、この人は新作根多が多い。でも何となく今日の噺は『代書屋』を彷彿させるような筋書きでした。

仲入りがあって幕が開くと、椅子が二つ並べてある。小遊三師匠と桃太郎師匠の対談でした。もう20時半になるのに対談があるのかな。

何を話していたのかな。。そうだ、桃太郎師匠は長野県出身、小遊三師匠は山梨県出身。長野県というのはかつて甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信の両方から攻め込まれた恨み辛み。これを桃太郎師匠が信濃を代弁して語ったのでした。それを甲斐を代弁して大変申し訳なかったと受け流す小遊三師匠。そんな対談でした。

そして最後が三遊亭小遊三師匠。もう雑談は充分語り尽くしたんでしょう。すぐに本根多、『宿屋の仇討ち』。侍の出てくる噺も小遊三師匠にかかれば軽い乗り。後腐れもなく終わりました。

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でも終わってから一問題。この博品館ホールはエレベーターが少なく遅い。帰り客がなかなか下に下りられないのです。業を煮やして仕方なく階段で下りたのでした。