「あったか落語ぬくぬく」鯉昇・兼好・市馬 成城ホール 3月5日(火)

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「あったか落語ぬくぬく」何ともはや力の入らないネーミングです。でも力が抜ける事は悪い事ではありません。肩や腰のこりはりも立ち所に治ってしまいます。嘘です。

そんな趣向の落語会、、、かどうか知りませんが、当時要するのが瀧川鯉昇師匠、三遊亭兼好師匠、そして柳亭市馬師匠です。どの人も脱力系です。

そして開場前に成城ホールに着くと、客足もゆったり。みんなあったかぬくぬく状態でした。外は結構寒いのだが。。。

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やがて開演で開口一番は瀧川こいつ?あいつ?どいつ?どんな字を書くのかな。あとで演目表見たら、瀧川鯉津でした。

名前を見れば鯉昇師匠のお弟子さんである事は一目瞭然です。かなり奥手の入門ではないのかな。最近の前座さんは30代なんて当たり前のようですから。

話し始めると結構聞きやすい口調です。もうすっかり場慣れしている印象でした。そして演目は『熊の皮』。融通の利かない甚平さんが出てきました。

続いて柳亭市馬師匠がにこやかに出てきました。客席からは唄を催促するような拍手が。でもそういつも唄ってる訳にはゆかないようです。

クラでは二八蕎麦の話しが出てきて、観客には『時そば』と思わせておいてするりと『うどん屋』に入っていったのでした。粋な「そば〜〜〜い」という売り声から、ちょっと間の抜けた「な〜べや〜き〜〜〜うどん」。でもやはり良い喉しています。同じ話を何度も繰り返す酔っ払いをたっぷり演じ聞かせてくれました。

続いて三遊亭兼好師匠。今度はマクラから軽妙なギャグが炸裂します。そして入った噺が『崇徳院』。それも実に兼好流のくすぐりがたっぷりで、笑いの絶える事がありません。笑っているうちにすっかり体の力は抜けていました。

15分の仲入りがあって、最後が脱力系のエースとも言える瀧川鯉昇師匠です。高座に上がって深いお辞儀をしてから、隅から隅まで客席を見回して話し始めます。

よく聞いていると、この人も兼好さんとはまち違った趣味で、独特のくすぐりを入れてきます。そして入った根多が『長屋の花見』ですが、いつも聴いている『長屋の花見』ではありません。かなり手を加えています。

大家さんに呼ばれたことで、長屋の住人が何で呼ばれたのだろうかと詮索を始める。このくだりが実に長かった。大家さんのところの猫を食べちゃったことかな。。。さらっとさりげなく凄い事を言いますね。

その後大家さんのところへ行ってからは、いつもの『長屋の花見』でした。それでも時間配分として、上野の山の花見の席の描写はかなりあっさり目でした。そしてサゲは独自のものを仕込んでいました。

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ハネたのは21時を回っていました。しかしこの時間になってもあったかぬくぬくの人もかなりいたようで、この独特の空気に浸っていました。

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