世田谷の築150年の古民家に集う夢「松陰コモンズ」

明治維新、関東大震災、そして東京空襲。このような時代の荒波の中、逞しく生き残った木造の古民家。
ここが今、若い人達の夢を育むコミュニティーに中心になっています。
7年前にある地主の人が相続税対策で、所有する土地をどのように処分するかに迷った挙句、コーポラティブハウスという選択肢を取ったのです。
普通だったらそこに建っている家屋は無残に取り壊され、土地も切り売りされてマンションが乱立するという構図となったことでしょう。
しかしこの地主さんの英断により、この土地が新しい生活スタイルの確立と文化の発祥地となったのです。
そこに1本の欅の木がありました。樹齢200年余のその欅はまさにその土地の守り神のような存在で、それがこのコーポラティブハウスに住む人達の心を結びつける役割を果たしたのです。
コーポラティブハウスというのは一見普通の集合住宅のように見えますが、その住民自身が住宅の設計段階から参加して、いっしょに住む人たちと意見交換をしながら理想の住宅を設計し、実現してゆくものです。

この欅の木を移動して残しながら建築された緑豊かな集合住宅の脇にもうひとつ、地主さんが住んでいた家屋がありました。築150年の木造住宅で、これが今日の話題の中心です。
これも壊さずに残して新たに入居者を募って、現在7人が共同生活しているのです。
この古民家の事を「松陰コモンズ」と呼んでいます。
その入居者たちが古い木造家屋をいつもきれいに維持しながら生活し、さらに20畳の広間のお座敷を共有スペースとして自分たちが使うだけでなく、外部向けのイベントなどにも公開して使っています。
ミニコンサート、ミニ演劇、バザー、パーティー、などなど。そして落語会も行われます。

何を隠そう2年前に三遊亭窓輝さんを招いて、ここで落語会をやりました。
雰囲気は最高ということで、窓輝さんとても喜んでいたのが思い出されます。
5年位前には、「笑点」ですっかり有名になった林家たい平さんも来たことがあります。

今日はこのスペースで、入居者の人達やその関係者のお茶会があるというので訪ねてみました。
2年前から入居者の方も入れ替わり、知らない人がほとんどだったのですが、このお座敷がコミュニティーセンターとして変わらぬ役割を果たしていました。

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