鈴本演芸場9月上席夜の部 柳亭市馬主任 9月5日(水)

台風襲来で予定が狂い、暇になった今日。ならば落語を聴きにゆこうと鈴本へ向かいました。今日のトリは柳亭市馬師匠です。久しぶりの市馬師匠、どんな噺を聴かせてくれるのかな。

台風一過でまだ風が吹き荒れている。東京でもこんな強風が吹いているから、台風の通り過ぎた関西を襲った暴風は、ちょっと想像し難いものがあります。

でもこんな日って、どのくらいの客が寄席に足を運ぶのかな。今日の鈴本もちょっと客足が鈍い気がします。トリが市馬師匠というのに。更に言えば暴風雨の最中だった昨日の夜はどうだったのかな?4人?興味ある人は、是非そういう日に来てください、ということです。

いつもの上手側2列目に席を確保して待つこと暫し、開演です。開口一番は三遊亭ぐんまさん。三遊亭白鳥師匠の二番弟子だそうです。

もうかなり高座慣れをしていて、ウケを意識しながら演技してました。演目は『初天神』。金坊のイメージの重なる顔つきで駄々をこねるのが真に迫ってる。飴を買ってもらえないところで、天を仰いで、「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」息の続く限り叫んで、会場から拍手。見せ場まで用意してくれました。

続いては柳亭市弥さん。先日もそら豆で会ったばかりでした。客席から軽く手を振ったのですが空振りだった。そして今日のの演目は『手紙無筆』でした。でもよく声が通りますね。

そして次が鏡味仙三郎社中の江戸太神楽。仙三郎さん、仙志郎さん、仙成さんの三人で出てきました。いつもの傘回し、五階茶碗、そして吉右衛門じゃない仙三郎さんの土瓶回し。そして笠の取り分けで締めてました。

次が五明楼玉の輔師匠の登場で、演目は『宗論』。落語で宗教を扱うというのはかなり際どい話なのでは、といつも思いつつ笑って聞いてしまう「宗論」でした。

続いて柳家小ゑん師匠。この人はいつも創作で勝負しているので、聞いていて演題がわかりません。部屋のリフォームが出てきたので演題は「リフォーム」なのかなと思って調べたが、わかりませんでした。

さて続いてはペペ桜井さん。ギター漫談です。駅のチャイムシリーズなどなど。

次が春風亭正朝師匠。正統派の古典落語ということで、『蔵前駕籠』でした。吉原の土手八丁が出てきて「蜘蛛駕籠」かなと思ったが、「蔵前駕籠」でした。この噺、久しぶりに聴きました。

続いて仲入り前、古今亭菊之丞師匠です。寄せ通いを初めて10年になりますが、いつもどこかでこの人の高座を見ている。でも10年前と比べて、明らかに年輪を重ねてきていますね。名前は菊之丞のままですが。そして今日の演目は『親子酒』でした。

仲入りに入ってトイレタイム。その時に楽屋から出てきた柳亭市弥さんと顔を合わせた。「観にきたよ!」「あっ、あんなもんです!」。実は彼の今日の「手紙無筆」は、先日のそら豆で演っていた演目なのでした。もしそれを想い出しての一言としたら、彼もなかなかですね。

そしてトイレから戻ると、募金をしてました。今日の北海道の地震へのチャリティということで、こちらも少し協力したのでした。

仲入り後は、ホンキートンクの漫才。最近鈴本でよく見かけるのだが、この二人、今乗りに乗ってますね。喋りだけでなく、息のぴったり合ったコントもなかなか見せます。

続いて柳家喬の助さん。名前は知ってたが見るのは初めてかもしれません。結構声がでかい。「XXXXX続きはWebで。。。」なんてマクラで言ってたが、演目は『宮戸川』。そしてこのセリフをサゲで使ってたのです。「台本が破れて」というのもちょっと今の時代には古臭いので。

そしてトリ前は林家正楽師匠の紙切り。もうあまり持ち時間がないようです。客席からのリクエストも、後を引かないような取り方でした。切ってくれたものは爪や煎餅の袋ではありません。相合傘、内緒話、稲刈りでした。

いよいよあと一席。トリの柳亭市馬師匠です。「待ってました!」の一声がかかります。そういえば今日はずいぶん早い上がりから「待ってました!」がかかってたような。

マクラは短く名工の話。そして飛騨高山と言えば左甚五郎。左甚五郎の噺はいくつかあるが、今日は東下りの鳴海宿。と言えば『竹の水仙』です。改編もない極く伝統的な「竹の水仙」でした。

市馬師匠、なんだか少し痩せたみたい。これまでの筋肉質感がない。体調は大丈夫なのかな。ちょっと気になった高座でした。

ということで21時前。今日の鈴本行脚は終わりました。

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