笑福亭笑助さん、三宿の夢吟坊で50回目の落語会 7月8日(火)

0708muginbo01笑福亭笑助さん芸歴17年と聞いたが、夢吟坊で50回目というのは本当に駆け出しの時分からここを修行の拠点にしていたのですね。

その夢吟坊は今日は梅雨まっただ中、天井のエアコンからポタポタ。よくよく湿度が高いようです。 今日はいつもより遅めの開演15分前くらいに入りましたが、席はかなり埋まってます。客足もまずまずです。 今日はゲストが三遊亭兼好さんなので、追っかけも来ているのかもしれません。

0708muginbo02 0708muginbo03そして開演でまず笑福亭笑助さんが高座に上がりました。ぐるっと客席を見回して視線は天井に、そして梅雨ですね〜。

まずマクラで振った話題は山形県民になった事。実に楽しく幸せそうな日々の様子が伝わってきます。なにしろカモシカはどこにでもいてほとんどの県民が見ているが、噺家(ハナシカ)は珍しいそうです。そして落語家(ラクゴカ)よりも酪農家(ラクノウカ)だそうです。

山形幸せ日記のあと根多出ししていた『遊山船』。喜六清八の仲良しコンビが橋の上での夕涼みです。

まずバンバ〜〜ンという花火の場面で、膝立ちになって両手を思いっきり拡げると、この会場は天井が低い。釣り照明に邪魔された。

賑やかな夕涼みで楽しませてくれましたが、この噺のテーマで面白いのは、上方の粋な言葉遊びが出てきます。「さてもきれいな碇の模様」「風が吹いても流れんように」と、江戸とは一味違う趣でした。

続いてゲストの三遊亭兼好さん。この席は2回目だそうです。そして笑助兄さんと言っていた。なんだ笑助さんが芸歴では先輩だったんですね。

いつもの軽妙な調子で始めるのは怪談噺?「番町皿屋敷」?その前に皿屋敷伝説は全国にあるという蘊蓄を語ってくれました。江戸時代に播州皿屋敷という歌舞伎浄瑠璃根多が作られて、それが今でも残っているとの事です。

そして番町の青山鉄山の屋敷で、奉公人のお菊が主人の横恋慕を断って、預けられた10枚組の皿が一枚足りない。それを口実に折檻されて井戸に放り込まれた。「うらめしや〜青山鉄山、一枚、二枚・・・・・」 と、そこまでがこの噺の前半で、後半はいつも聴き慣れた『お菊の皿』に移ってゆきました。

ここからは兼好節炸裂で、くすぐりいっぱいの『お菊の皿』です。そして最後はお菊が酔っぱらって出てくるあたり、兼好さんの楽しい改作も見られました。

仲入りがあって、笑助さんの二席目。根多出し演目は『八尾ゴリラ』。初めて聞く根多です。そうでしょう。江戸でこれを演るのは勇気がいる?でも思い切って演ってしまいます。

やはりこれは新作根多で、舞台が大阪市の東の東、奈良県との県境に近い八尾市です。そして八尾市というのは「河内音頭」の発祥の地ということでした。そして出てくる地名があまり江戸では馴染みのない地名。だから東京ではあまり演らないのか。。。

とにかくゴリラによく似た八尾市民の男が、ゴリラと間違えられて捕えられて天王寺動物園で8年。そして逃げ出して八尾市に戻って河内音頭の踊りの輪の中にいた。という、本当のような嘘の話でした。

上方ではここで河内音頭の鳴りものが入るということなので、本場で聴いてみたい噺ですね。

そして50回目の夢吟坊寄席も無事終了。そして笑助さん、山形ライフをお楽しみください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください