気になるふたり「小満ん・市馬の会」銀座ブロッサム中央会館 10月11日(木)

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何となく気になってチケットを買ってしまったこの二人会。場所は東銀座の外れの銀座ブロッサム中央会館。日に日に日暮れが早くなって、18時前に到着したらもう真っ暗。秋の夜長の落語会というところです。

この銀座ブロッサムのホールというのは結構広い。調べたら定員900人でした。

客の入りは4割位で空席が目立ったが、それでも鈴本演芸場くらいは満席にする人数が集まっていたのかもしれません。

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やがて開演で、開口一番は柳亭市也さん。演目は『金明竹』でした。時間の関係か、中橋の加賀屋佐吉からの関西弁の使いとのやりとりだけでした。関西弁も板についていたようなので、市也さん、出身地をチェックしたのですが落語協会のホームページには載っておらず。時々ホンモノの関西人が江戸落語を演っていることがあるので。

続いて柳家小満ん師匠の一席目です。今日は二席ずつ聴かせてくれるようです。

この人はかつての黒門町の桂文楽に憧れ、入門して落語家になったと聞いていたが、芸風も黒門町を彷彿させるものがあります。演目は『厩火事』、これも黒門町の十八番でした。

はったりや誇張の少ない淡々とした芸でまずは一席目を聴かせてくれました。

次は柳亭市馬師匠で演目は『猫の災難』。これは師匠の先代小さんが得意だった演目で、マクラでも小さんの事を話していました。

それにしても熊さん、調子いい。うまくやってやがる。猫可哀想と思わせてくれました。

仲入りがあって、今度は市馬師匠が先。マクラで歌舞伎の話を始めたので芝居噺かなと思っていたら、若旦那が帰ってこないのを親父がプリプリ怒っているところから始まった。『七段目』でした。

ここで市馬師匠、決定的な見せ場を用意していました。若旦那と定吉が仮名手本忠臣蔵七段目の平衛門とお軽の場面の真似事を始めると鳴り物が入りました。そして歌舞伎の演技が実に実感味がある。音曲の得意な市馬師匠の本領発揮です。

そして一気にサゲの「階段のてっぺんからか」「いいえ七段目」。会場大いに楽しみました。

最後が小満ん師匠の二席目。マクラで市馬師匠のお芝居だ楽しんでいただいたでしょうから、今度は吉原へご案内します。そして始まったのが『明烏』でした。

でもこの『明烏』、これも黒門町の十八番だったのだはずなのが、かなり異なった味付けで始まりました。

高座のお茶を飲みながらの演技だったが、今日は今ひとつ喉の調子が良くなかったようです。

しかしそんな中、小満ん師匠もとっておきの見せ場を用意してくれていました。それは黒門町の筋書きにはなかった、若旦那と花魁浦里との濡れ場です。これで地味目だった小満ん師匠の芸に、一気に花が咲きました。

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終演は21時丁度で、まだ賑わっている銀座へと向かったのでした。

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