「小遊三の会」第15回 国立演芸場 11月15日(月)

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この独演会は毎年1回行われているようです。今年は11月15日でした。
三遊亭小遊三師匠は「笑点」の常連ということで人気があるし、軽い笑いを連発するその芸風もなかなかよい。そして今回は『付き馬』と『百川』が根多出しされていました。特に『百川』は好きな噺なので楽しみです。

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冷たい雨の中国立演芸場へ到着したらすぐに開場。座った席は3列目の右端。悪くない。
さて開演。開口一番は三遊亭小曲さん。生まれが大曲市なのでまず小曲りからというところでしようか。
演目はいつもの前座噺の『子ほめ』。最初はちょっと滑りが悪いな。

でも噺が進むうちにだんだん滑らかになってきました。声も大きくなってきました。笑いも取れるようになってきました。そしてにこやかに下りてゆきました。

次が三遊亭遊之介さん。演目は『ふぐ鍋』。これは知っているのだがあまり聴くことのなかった噺です。もともとは上方の根多のようです。
この人はたぶん初めてと思うのだが、少しカン高い声の語り口に特色がありました。

次に小遊三師匠の一席目。演目は根多出しされていた『付き馬』でした。
マクラで”今日は白鵬が負けました。皆さん知らないでしょう”。それは残念。知らなかった。
その後昭和33年3月31日の話から、廓の話、そして本題に入ってゆきました。軽いテンポでトントン進みます。
そして最後に出てくる早桶屋。「頭抜け大一番小判型」の早桶の大きさが迫ってくるようでした。

仲入りがあって一息。だが心なしか仲入りが短い。すぐに開演のブザーが鳴って幕が開きました。今日はずいぶんせっかちです。
登場したのが宮田陽さん昇さんの漫才。初めて見る人達です。結構笑いが多い。
そして聞かせてくれたのがアフリカの国の名前を言いながら手振りでその位置を示す。これでドッと拍手が起きたのでした。

最後が小遊三師匠の二席目。『百川』です。マクラで簡単に四神剣の話を入れて本題に入っていったが、これまた軽い調子です。百兵衛さんの「ヒェッ!」も一味違う。早いテンポで笑いの間隔も短い。あっというまに終わってしまった感がありました。

最近は長くじっくりたっぷり聞かせようとする噺家さんの多い中、真逆の芸風です。でも昔、黒門町の桂文楽師などは、決して長い噺をしなかった。そのような意味で小遊三師匠の落語は、昔ながらの落語なのかもしれませんね。聞き手充分笑わせて、それでいて疲れさせることがありません。

ハネた時刻も20時半前でした。ということで何の後腐れもなく帰宅したのでした。

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