「小遊三の会」第14回 国立演芸場 12月2日(火)

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昨年も同日がこの「小遊三の会」でした。今年も聞きに行きました。
笑点でもおなじみの、ちょいワルおやじです。

電話予約をして会場の国立演芸場の1階でチケット交換。後ろから3列目であまり良い席でなかった。
でも国立演芸場は席数が少ないので、これでも充分に楽しめます。

開口一番は前座の三遊亭小曲さん。小遊三門下の新人だそうです。秋田県の大曲出身だそうです。
小遊三師匠はいつも前座には珍名を付けるそうで、こんな名前になりました。「臍曲」でなくってよかったですね。演目は『寿限無』でした。まだ入門して日が浅いのか、あまり慣れてないようです。
うまく言えるかなとちょっとハラハラしながら聴いていました。

次が前座時代には「いるか」と名乗っていた三遊亭圓丸さん。演目は『壷算』でした。極くオーソドックスな演出でした。

そして三遊亭小遊三師匠の登場です。演目は根多出ししていたはずの『やかん』だが、圓樂師匠に始まって笑点の話など、ずいぶんマクラに時間を取っていました。

そして普段は途中で切る事の多いこの噺を、最後まで演ると言って始めたのでした。
小気味良いくすぐりで笑わせながら軽やかに聴かせてくれました。

そこで10分の仲入りがあったが、休憩時間が短い?時間が押してるのかな?
『百年目』と根多出ししてるのだから、これは結構長い噺です。でもその前にバイオリン漫談のマグナム小林さん。この人は前に一度見たことがありました。

聞くところによると、この人立川談志家元に入門して破門されたとか。
とにかくバイオリン一本でいろいろな物まねをするのです。

最初は真面目なバイオリン曲を弾きながら上がって、まともな曲はここまでです。その後は救急車、新幹線の痛か音・・・・・・。その後タップダンス用の靴を履いてバイオリンを弾きながらのタップダンスを見せました。

とにかく羽織袴を着てバイオリンを弾きながらタップダンスとは、狂気の沙汰としか言いようがありません。
アンコールまで受けながら賑やかに下りてゆきました。

そして最後が小遊三師匠の二席目の『百年目』です。もう八時半を回っていました。
この噺は自分の芸風ではないのであまり演らないと言っていましたが、舌は実に滑らかでした。
でもやはり人情話なのでくすぐりは少ない。

本来の小遊三ワールドは、小気味良くわっと笑わせて、あとは何も残さないというものと思っていたが、これは少し違いました。
逆にしっとりと客を引き込んで聴かせる。特に旦那と鉢合わせした後で、針の筵に座らされてるような番頭の心理描写などの細かい芸の数々。
少しホロリとさせて「・・・・これが百年目と思いました」と終わりました。

小遊三師匠にはこんな芸もあったんだと新発見の日でした。でも良かった。
そした終わったときには21時を大きく回っていました。

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