お江戸芸妓衆の祭典「東をどり」新橋演舞場 5月28日(月)

0528azumaodori01.jpg 今日は珍しいものを観ました。主に新橋花街の芸妓衆の出演する『東をどり』、お江戸に咲く花とも言えましょうか。 調べるとこの新橋演舞場は、新橋界隈の芸妓の技能を発表する場として発足して、現在に至っているそうです。 大正14年4月に第1回東おどりが行われたとあります。そして今年が88回。 現在は歌舞伎や新国劇など公演されているが、そもそもこの芸妓衆のための劇場だったとは。知らなかった。。。 この公演、26日〜28日まで3日間。1日3回入替えが行われています。最後の公演は15時50分開演でした。 竜巻注意報が出て空の色の怪しい中、雨の降る前に入場。客の入りは6割程度というところか。 客席に着いて再び待合室に行くと東北地酒があり、ドンペリワインあり、松花堂弁当に鮨折あり、お菓子あり。そして出演する芸者さんも出て、実に華やいだ空気。単に観劇だけではありませんでした。 飲んで食べて踊りを観て。そして芸妓衆の教養を示した俳句コーナー、さらに江戸千家の茶道コーナーなどなど。このような催しだったのです。

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出演する踊りは、花柳流、西川流、尾上流。それにお囃子方の清元連中。やがて開演しました。

0528azumaodori02.png まず演目は『静幻想』。これは単なる踊りではなく舞踊劇というものです。源頼朝の前で舞を所望された静御前が、死を覚悟で義経への想いを込めて舞ったと謂われる物語でした。 次は『川びらき』。これは「江戸の賑わい」ということで、喜多川歌麿の世界に出てくる様々な女、女将、水茶屋女、遊女、芸者、娘の5人が思い思いの舞を演ずるものでした。遊女の金床のような髷が目を引きました。 そこで30分の仲入りですが、これは単なる休憩ではなく食べる楽しみの時間。弁当を予約していた人はそれを受取って食べ、その後お茶券を持ってお菓子と江戸千家の芸妓さんのお点前を楽しむ。一方休憩室では芸妓さんがお土産を売る。何とも優雅な休憩です。 0528azumaodori06.jpg そこで芸妓さんに許可をもらってスナップをパチリ。その芸妓さんはその後舞台に立っていたのです。 再び開演で幕が開くと、今度は清元連中は左側の花道の脇に陣を構えていました。そして演目は『お好み春夏秋冬』。思いっきり江戸の下町情緒です。 幕は歌舞伎の定式幕となり、引き開けられるとさらに浅葱幕。それがパラっと落ちて始まりました。 まずは第一景『日本橋』。日本橋を行き交う人達の情景を、ベテランの芸妓さんが演じていました。 続いて第二景『花』。今度は街娘の無邪気に遊ぶ情景で、赤い笠を優雅に振りながらの舞でした。 続いて第三景『吉原』。花のお江戸の吉原で、男伊達と女伊達のやりとりでした。 続いて第四景『両国』。これは相撲見物帰りの情景で、女同士の取り組みの真似事などのちょっとをかしいやりとり。 そして第五景『紅葉』は、まさに紅葉の前での舞で、東日本大震災の被災者の方々へのエールも込めたものだったそうです。 この後舞台が真っ暗になり、パッと明るくなると第六景、フィナーレです。今日の出演者の芸妓さんが横一列に並び、御礼の口上が始まりました。 そして最後に観客共々お手を拝借で手締めを行い、今日の公演は終わりました。 外に出たら雨上がり。どうやら観劇中に土砂降りの雨が来ていたようでした。

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