〜柳と三遊・暑気払い三人会〜 和光大学ポプリホール鶴川 7月30日(土)

0730tsurukawa01初めて参加する落語会です。「らくご@鶴川」、東京都内ではありません、小田急沿線の鶴川です。おっと、ここは町田市ということは、やっぱり東京都なのか。でもずいぶん神奈川県の奥深くに入った気分です。そして今日の出演者三人は、それぞれ贔屓の噺家さんです。

0730tsurukawa04 0730tsurukawa05 0730tsurukawa06小田急線には鶴川と鶴間という二つの紛らわしい駅があります。間違うととんでもないところへ着いてしまいます。確かめながら鶴川駅に降り立ちました。町田の二つ手前です。後からこの紛らわしさが、今日のハプニングを招いてしまうのでした。

和光大学ポプリホール鶴川の会場に着くと、ホールが何と地下二階。なかなかどうしていつもと違うことばかり。でも出演する噺家さんは、いつもお馴染みの人ばかりです。

入場して席を確保したら、3列目はよかったのだが一番左端でした。高座はかなり横の方から見ることになります。噺家さんと目が合うことはなさそうです。そして上手の楽屋が見えるのでした。

0730tsurukawa02 0730tsurukawa03やがて開演、開口一番は三遊亭けん玉さん。よく会いますね。先日も高円寺のちとしゃん亭で出会ったばっかりです。元気よく出てきて、「携帯やスマホの電源を切ってください!」。そして「お〜いタダの酒飲ませろ!」
昔はいい酒と言えば「灘の生一本」が代名詞だったのだが、最近ではすっかり影が薄くなりました。でも純米大吟醸「獺祭」では落語にならないな、なんてつまらん事を考え始めます。

演目の『子ほめ』も快調。よく笑いも取れている。けん玉さん、すっかり存在感を感じさせる芸人さんになってきました。じゃんけんさんは来てるのかな。。。

続いて、師匠の三遊亭兼好師匠登場と思いきや、出囃子が違う!これ、三遊亭遊雀師匠のじゃないですか。にこにこしながらでてきました。そして兼好師匠、今町田だそうです。

そこで前座のけん玉さんの機転で、短い噺をを二席やるとの提案。そこで始まったのが『堪忍袋』だったのだが、途中で兼好師匠が楽屋入りしたので、途中ででサゲを付けて下りて行きました。それから兼好師匠の登場です。

会場の空気が冷蔵庫の蜂蜜をこねるようなねっとり感から、浜松のうなぎパイのサクサク感にかわりました。そして遅刻の顛末の説明。どうやら鶴川という駅名の罠に嵌ったようなのでした。

そう言えば鶴川、鶴間に加えて、鶴巻温泉なんというのもある。兼好師匠すっかり相模大野の先と勘違いしてたそうでした。でもこれが笑いの根多になれば三方全て良し。

そして演目が『たがや』。でもこれに行き着く間に、花火の掛け声から、歌舞伎の掛け声。。。芝居噺なのかなと思っていたら、再び花火に戻って『たがや』が始まりました。

それにしても話しがよく脱線する。もともとこの噺も笑いの箇所があまり多くはありません。そこで兼好流のくすぐりをふんだんに入れて、ウケのいい話にしてゆく戦略だったのか。。。

馬上の殿様の首が飛んで、「た〜がや〜〜」となって仲入りです。そして後半は再び遊雀師匠の予定外の二席目です。それは明治時代という時代設定をした珍しい噺という触れ込みです。そしてぐるぐるぐるとハンドルを回すタイプの電話が出てきました。文明開化の時代の電話でしょう。

そこでお店の若旦那が贔屓の芸者と電話で話をしたり、電話口で唄を唄わせるという趣向です。そこに鳴り物も入り、楽屋との掛け合いて話が進む。何だか上方の「辻占茶屋」のような珍しい趣向です。もちろん初めて聞く噺で、後から演目表を見たら『電話の遊び』とありました。調べると五街道雲助師匠の持ち根多で、雲助師匠から教わったそうです。

そして最後が柳家小満ん師匠の登場です。会場の空気は一気に昭和の寄席になりました。小満ん師匠の師匠は、あの黒門町の桂文楽です。そして今日の演目も文楽の持ち根多で『鰻の幇間』です。

とは言うものの野幇間の一八が贔屓客を穴釣りで失敗し、陸釣りで釣り落とすところまでは黒門町の筋書きにはなかった場面。そのあとようやく先のところに住む旦那と鰻を食いに行くところで『鰻の幇間』とわかったのでした。あとは黒門町の再来、懐かしさがこみ上げてくる気分でした。

この噺は最後に一八が可哀想な目に遭うのだが、それでも今日は履いて帰る下駄がありました。粗末な下駄が残ってました。中にはその下駄すら新聞紙に包んで持って帰られるというサゲを演じる人もいるのでした。

0730tsurukawa07今日の公演もハネて外に出ると相変わらずうだる暑さです。やっぱり夏本番なのでした。

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