「奇々怪々」江戸の千本紅葉 六本木俳優座 11月9日(水)

1109kikikaikai011109kikikaikai02これは誘われた演劇鑑賞です。でも誘ってくれたのが大山みちの会であれば、予定をやりくりしてでも参加したくなります。聞けばこの演劇は大山詣り道中での出来事を取り上げたもの。そこで大山みちの会の出番になります。特にパンフレットなどのPRにいろんな知見を提供したとのことです。その一つがパンフレットの裏表紙、ここには大山詣りの案内地図が使われていました。これは貴重な史料です。

早めに六本木に着いたので、どこかで腹ごしらえしようと探していたら、会場の俳優座の隣のラーメン屋の店名が何と「阿夫利」ではないですか。これは出来過ぎだ!迷うことなくここに入って、でもラーメンは注文せず、チャーシュー丼のような小鉢丼でした。

18時半、ようやく開場になって入ると、大山詣りの店がありました。そこにはお馴染みの大山みちの会特製のすごろく手拭いも売っていたのです。大山みちの会がプロデュースに参加したこの演劇、さてどんな話になるのでしようか。

開演時刻が近づいたら場内放送が、演出の都合による出入りどめをお願いしていました。まさに仮名手本忠臣蔵四段目の様相です。

1109kikikaikai09舞台には昔の古びた民家風の装置が。開演とともにこの舞台が回ってそこにスクリーンが現れて、前作の上演のビデオ。この物語は続き物になっていたのでした。そこで小田原藩を脱藩して武士を捨てた田村新之助改め、新助(鹿島良太)と思いを寄せる相方の治(竹島由夏)が中心人物です。

季節外れの嵐、雷を避けるために雨宿りした民家の空き家。そこに大山詣りの一行や盗賊、そして脱藩者を追っかける小田原藩の家臣などとと一緒になって、渋谷の道玄坂と三軒茶屋の間大山街道を舞台にこの物語は繰り広げられました。ここに江戸時代の大山詣りの再現のこだわりがありました。

ビデオの後に現れたのが蕎麦の屋台「奇々怪々」という演題だけあって、早速お化けが出てきました。まずは町娘ののっぺらぼう、その後屋台の蕎麦屋ものっぺらぼう。まさに落語の「のっぺらぼう」から始まりました。

次に江戸っ子の大山詣りの一行、禅竹(山田太一)於蝶(伊藤つかさ)夫婦を中心に仲良く喧嘩しながらの道中です。そして道玄坂では山賊が現れ、雨宿りした空き家では、三軒茶屋で茶屋を開いた夫婦、追っ手の小田原藩の家臣、道玄坂の山賊、それを追いかけての捕物。さらに加えて雪女に鬼子母神などの妖怪も現れ、それぞれの因縁が狭い空き家の中で渦を巻くのでした。

そして世が明けて下手には池尻稲荷神社の鳥居。そこで「薬水の井戸」で喉を潤して三軒茶屋の追分へと、まさに大山街道往路の世田谷路の道中のひと騒動というところでした。

今日のこの公演には大山寺のご住職、さらに阿夫利神社の宮司さんのご子息など、大山関係の人達も一緒に、この演劇を楽しんだのでした。

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