「あったか落語ぬくぬく」成城ホール 2月16日(火)

0216nukunuku01寒い!!つい2日前5月並みという馬鹿な暑さだったのがまたまた冬に逆戻り。こんな日には落語であったまろう。なんということで、今日は「あったか落語ぬくぬく」という、季節にふさわしいテーマの三人会です。柳亭市馬師匠、瀧川鯉昇師匠、三遊亭兼好師匠という、何か共通点や脈絡を感じられない三人会なのですが今日で10回目という、よくぞ続いてる会です。「あったか落語ぬくぬく」、そういえばこのテーマで7月にやったこともありました。

0216nukunuku03 0216nukunuku04成城ホールは今月6日に地域イベントで使わせてもらった会場です。ここは会場のレイアウトを変幻自在に変えられて、フラットな床面でダンスパーティーから、階段席でのコンサートや落語会までこなせる、まさに多目的ホールです。今日はいつも見慣れた落語会用の設営です。

今日の席は3列目で左側です。まあまあ噺家さんの顔もよく見える場所なのでいいでしょう。そこで開演を待つこと暫し、幕が開いて開口一番は三遊亭けん玉さんが、元気よく飛び出してきました。今日のトリの予定の三遊亭兼好師匠のお弟子さんです。

この人とにかく座布団の上では元気いっぱい。とりわけ今日の演目が『子ほめ』で、八五郎の野蛮さをこれでもかとばかり演じていました。そのせいか、世辞を言っても酒にはありつけませんでした。

続いて柳亭市馬師匠です。何が出てくるのかなと思って聞いていると、江戸の職人の話から『大工調べ』に入って行きました。いきなりの大根多です。この話は何と言っても大工の頭の政五郎の啖呵が聴きどころです。

今日の市馬師匠の啖呵は思いの外あっさりしたものでしたが、政五郎の後で与太郎にたっぷり語らせていました。そして時間の関係か、お裁きの場面の前で終わりました。まさにあったか落語というよりも、あつあつ落語でしたね。

続いては瀧川鯉昇師匠です。さて何を語るのか。と思って聞いてると実にマクラが長い。浜松の話とオリンピックの話、それも52年前の東京オリンピツクの思い出話です。浜松を聖火ランナーが走った時に追っかけた話。その時に人里離れた山梨の山の中で、今の小遊三師匠も聖火を持って走ったとのこと。

それがしばらく続いてようやく始まったのが『茶の湯』でした。これも決して短い話ではないはずだが、残り時間が迫ってるのでは。でもそこは鯉昇師匠のこと、上手く枝葉を切り落としながら時間内にまとめていました。これはぬくぬくというところでしょうか。

仲入りがあって三遊亭兼好師匠です。今度はマクラは短いが、まるで見てきたような調子で吉原の話をしてます。でもいいんです。聞いてる方も見たことないんだからお互い様ですね。

そして本根多は『お見立て』です。この噺はまさに兼好師匠の芸風とぴったり。軽妙な調子で花魁喜瀬川と杢兵衛お大尽のすれ違いを語ります。その間に入って苦悩する若い衆喜助に、いつの間にか感情移入してしまうのでした。そしてそこそこあったかかった。これでようやくあったか落語ぬくぬくが成立したのでした。

0216nukunuku05終わって外に出たら、やっぱり今夜は寒かった。

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